小使銭こづかひせん)” の例文
実はぼく今夜は五円札一枚しかもつて居ないのだ。これは僕の小使銭こづかひせんの余りだからいやうなものゝしか二十円とまとまると、かぎの番人をして居る妻君さいくんの手からはても取れつこない。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)