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寸断
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ずたずた
ふりがな文庫
“
寸断
(
ずたずた
)” の例文
旧字:
寸斷
いたずらものの野鼠は真二つになって落ち、ぬたくる蛇は
寸断
(
ずたずた
)
になって
蠢
(
うごめ
)
くほどで、虫、
獣
(
けだもの
)
も、今は恐れて、床、天井を損わない。
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
情に堪えないで、そのまま
抱緊
(
だきし
)
めでもしようものなら、
立処
(
たちどころ
)
にぱッと
羽搏
(
はばた
)
きを打つ……たちまち蛇が
寸断
(
ずたずた
)
になるんだ。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それを、
褄
(
つま
)
は深いほど玉は冷たそうな、膝の上へ掛けたら、と思うが、察するに上へは出せぬ
寸断
(
ずたずた
)
の
継填
(
つぎはぎ
)
らしい。火鉢も無ければ、
行火
(
あんか
)
もなしに、霜の
素膚
(
すはだ
)
は堪えられまい。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“寸断”の意味
《名詞》
寸断(すんだん)
細かく切断すること。ずたずたに断ち切ること。
交通や疎通などが不能になるほど断ち切ること。分断。
(出典:Wiktionary)
寸
常用漢字
小6
部首:⼨
3画
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
“寸断”で始まる語句
寸断寸断
寸断々々