寵士ちょうし)” の例文
見れば、いま、中軍の一端から、霜毛馬そうもうめにまたがって、白炎の如き一をひっさげ、顔良目がけて喚きかかった勇士がある。これなん曹操の寵士ちょうしで、また許都随一の勇名ある弱冠の徐晃じょこうだった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)