寢床ねま)” の例文
新字:寝床
「それがなあ、晝日中ひなかでも、ちやあんと寢床ねまとらせて、やすんで行かはりまんがな。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
「いつも寢床ねま敷いてやすんで行かはるのだつせ。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
「うちの一番の御客さんなあ、あんな感心な人も珍らしおまつせ。朝から晩までちいんと机の前に坐つて、あてらにはわからんむつかしい事書いてゐやはるわ。夜は夜で、十二時前に寢床ねまに入らはつた事は無いのやで。一時二時になる事も珍らしい事あらへん。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)