寓所ぐうしょ)” の例文
されど別に詮様せんようもなく、ひたすらその到着を待ちたりしに、葉石久米堆氏より招待状来り板垣伯に紹介せんとぞいうなる、いと嬉しくて、直ちにその寓所ぐうしょに訪れしに
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
相敬愛せるにもかかわらず、のうは修業中なるを以て、小林の寓所ぐうしょう事もはなはまれなりしを以て、その計画する事件も、求めてその頃は聞かざりしが、儂は日清談判の時に至り、大いに感ずる所あり
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)