寐恍ねぼ)” の例文
さうしてお前この頃は余り服装なりにかまはんぢやないか、可かんよ。いつでもこの小紋の羽織の寐恍ねぼけたのばかりは恐れるね。何為なぜあの被風ひふを着ないのかね、あれは好く似合ふにな。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)