宿銭やどせん)” の例文
旧字:宿錢
どこへ行っても食べるには金がるし、宿屋やどやへとまれば宿銭やどせんを取られる。それにねむる場所を見つけるくらいはたいしたことではなかった。
しかし僧侶は宿銭やどせんは自分で払わなくちゃあならん。それとても沢山じゃあない。普通の僧侶なれば一人前大抵二十五銭ずつ余程よい室で五十銭位です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「チップで宿銭やどせんが払えるものか」
二十七歳 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)