宿老とね)” の例文
かき昇る段になれば、何の雑作ざふさもない石城しきだけれど、あれを大昔からとり廻して居た村と、さうでない村とがあつた。こんな風にしかつめらしい説明をする宿老とねたちが、どうかすると居る。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
かき上る段になれば、何の雑作もない石城だけれど、あれを大昔からとり廻して居た村と、そうでない村とがあった。こんな風に、しかつめらしい説明をする宿老とねたちが、どうかすると居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)