“家建(やだ)” の例文
帳場前の廊下へ出ると、そこから薄暗い硝子燈籠の点(とも)れた、だだッ広い庭が、お庄の目にも安ッぽく見られた。ちぐはぐのような小間(こま)のたくさんある家建(やだ)ちも、普請が粗雑(がさつ)であった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)