“宵空”の読み方と例文
読み方割合
よいぞら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三蔵たち、青鷺組の者は、そこから小一里さきの、庄内川しょうないがわの渡り口をやくしている大留城を、やがて宵空よいぞらの彼方に見る辺りまで、近づいて行った。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、其処では一度別れて、約束の刻限こくげんに、数右衛門が通用門から出て行くと、庄左衛門は先に外へ出て居て、灰色の宵空よいぞらをながめながら立っていた。
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)