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室中
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へやぢゆう
ふりがな文庫
“
室中
(
へやぢゆう
)” の例文
なんまんだぶつと呟くやうに称名する大勢のものの声は、心の底から自ら
溶
(
とろ
)
けでるやうに
室中
(
へやぢゆう
)
に満ちた。
微
(
かすか
)
に鼻をすゝるものさへあつた。
夜烏
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
調絲
(
しらべいと
)
の走る
途
(
みち
)
だけ飴色につやが出た竹の車で糸を紡いで、彼は暗い行燈の灯をかきたてゝは眠い目を強ひて明けて夜業をした。
魚脂油
(
ぎよしあぶら
)
の臭いにほひが、陰気な、寂しい
室中
(
へやぢゆう
)
に這ふ。
夜烏
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
室
常用漢字
小2
部首:⼧
9画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“室”で始まる語句
室
室内
室町
室生犀星
室外
室蘭
室咲
室々
室堂
室津