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へやぢゆう
ふりがな文庫
“へやぢゆう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
室中
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
室中
(逆引き)
なんまんだぶつと呟くやうに称名する大勢のものの声は、心の底から自ら
溶
(
とろ
)
けでるやうに
室中
(
へやぢゆう
)
に満ちた。
微
(
かすか
)
に鼻をすゝるものさへあつた。
夜烏
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
調絲
(
しらべいと
)
の走る
途
(
みち
)
だけ飴色につやが出た竹の車で糸を紡いで、彼は暗い行燈の灯をかきたてゝは眠い目を強ひて明けて夜業をした。
魚脂油
(
ぎよしあぶら
)
の臭いにほひが、陰気な、寂しい
室中
(
へやぢゆう
)
に這ふ。
夜烏
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
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