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実母
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はゝ
ふりがな文庫
“
実母
(
はゝ
)” の例文
旧字:
實母
御尤
(
ごもつとも
)
です、新聞には大抵、小米と申すのが、
未
(
ま
)
だ
賤業
(
せんげふ
)
に
陥
(
おちい
)
らぬ以前、何か兼吉と醜行でもあつた様にありますが、其れは多分小米と申すの
実母
(
はゝ
)
から出た誤聞であります
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
今ま貴女の
仰
(
おほ
)
せられた金山と言ふ大名華族の老人が、其頃
小米
(
こよね
)
と申す婦人を
外妾
(
めかけ
)
の如く致して居たので、
雇主
(
やとひぬし
)
——其の
芸妓屋
(
げいしやや
)
に於ては非常なる
恐慌
(
きやうくわう
)
を
喫
(
きつ
)
し、又た婦人の
実母
(
はゝ
)
からは
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
父は私が
実母
(
はゝ
)
の顔さへ知らないのを気の毒に思つて居ます所から、余程私の願ひに傾いて呉れましたけれど……後には父から私に頼む様にして、其れを思ひ止まつて呉れよと言ふのですもの——私は
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
“実母”で始まる語句
実母散