定跡じょう)” の例文
何よりも先に平馬殿の処へ参いるのが定跡じょう……とあの時に思うたけに、一つ平馬殿の器量をめいて見るつもりで、わざっと身共の潔白を披露せずにおいたものじゃったが。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)