宇畫じくわく)” の例文
義雄が初めて面會した時、奧から出して來て見せた物徂徠ぶつそらいの掛け物で、この支那崇拜家が例の變挺へんてこ宇畫じくわくをひねつてあるのも、一方の壁に釣してある。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)