嫁子よめご)” の例文
世にも人にも知られたるしかるべき人の娘を嫁子よめごにもなし、其方そちが出世をも心安うせんと、日頃より心を用ゆる父を其方は何と見つるぞ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
奥州ではお正月にかぎってネズミのことを嫁子よめごと呼び、お正月の晩などにはとくに嫁子だちの餅といって、小餅をとって土蔵の大黒柱の下や
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)