“よめご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嫁御78.6%
嫁子14.3%
媳御7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世間からは花の嫁御よめごをもらって、日本一の果報男かほうおとこといわれたが、他人ではわからないものが、その人にとってないとはいえまい。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
奥州ではお正月にかぎってネズミのことを嫁子よめごと呼び、お正月の晩などにはとくに嫁子だちの餅といって、小餅をとって土蔵の大黒柱の下や
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
彼女あいの事じゃ、わたしも実に困いましたよ。銭はつかう、せがれとけんかまでする、そのあげくにゃ鬼婆おにばばのごと言わるる、得のいかン媳御よめごじゃってな、山木さん——。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)