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婿入
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むこいり
ふりがな文庫
“
婿入
(
むこいり
)” の例文
婿入
(
むこいり
)
の時、
肝腎
(
かんじん
)
の婿さんが厚い下唇を突出したまま戸口もとにポカンと立って居るので、皆ドッと笑い出した。久太郎が彼の名であった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
竜宮女房の普通の形は、今日の
嫁入婚
(
よめいりこん
)
に近く、妻の
親里
(
おやざと
)
に行き
通
(
かよ
)
うということはないのだが、この花売竜宮入りだけは
婿入
(
むこいり
)
に始まっている。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「兩刀を
閂
(
かんぬき
)
にして夜盜に入る方がをかしくはないか、
婿入
(
むこいり
)
ぢやあるめえし——それに錢形の親分の前だが、忍術の流派の中には、長物を嫌ふのがあつたと思ふが」
銭形平次捕物控:181 頬の疵
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
猿の
婿入
(
むこいり
)
の昔話は、前にすでに大要を
叙
(
の
)
べておいたが、これにも欺き終おせて無事に還ってきたという童話式のもののほかに、とうとう娘を取られたという因縁話も伝わっている。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
猿の
婿入
(
むこいり
)
という昔話がある。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
婿
常用漢字
中学
部首:⼥
12画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“婿”で始まる語句
婿
婿君
婿様
婿取
婿殿
婿養子
婿舅
婿樣
婿選
婿金