妖酒ようしゅ)” の例文
法網ほうもうをくぐるために、酒瓶さかびんの如きも普通のウイスキーの壜に入れ、ただレッテルの上に、玄人くろうとでなければ判らない目印めじるしを入れてある。こうした妖酒ようしゅのあることは君にも判るだろう
地獄街道 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私には何もかも判った。実に辻永は例の妖酒ようしゅを自分が飲んでしまったのだ。
地獄街道 (新字新仮名) / 海野十三(著)