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女形
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をんながた
ふりがな文庫
“
女形
(
をんながた
)” の例文
昔の
女形
(
をんながた
)
にあるやうな堅い感じの美しい人であつた。又其所へ若い露國人が來てこの夫人に踊りの稽古をして貰つたりした。
木乃伊の口紅
(旧字旧仮名)
/
田村俊子
(著)
父は若いころ、田植をどりといふのを習つてその
女形
(
をんながた
)
になつたり、
堀田
(
ほつた
)
の陣屋があつた時に、農兵になつて砲術を習つたり、おいとこ。しよがいな。三さがり。おばこ。
木挽
(
こびき
)
ぶし。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
やがて板に掛けられた所を見ると、喜び、泣き、
嬌態
(
しな
)
を作るべき筈の
女形
(
をんながた
)
が、男の樣な聲で物を言ひ、男の樣に歩き、男も難しとする樣な事を平氣で
爲
(
し
)
た。觀客は全く
呆氣
(
あつけ
)
に取られて了つた。
所謂今度の事:林中の鳥
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
蒼き
鶏冠
(
とさか
)
の、いづれも勢よきを、日に焼けたる手して一ツ一ツ取出すを、としより、弟、またお
神楽座
(
かぐらざ
)
一座の太夫、姓は原口、名は秋さん、呼んで
女形
(
をんながた
)
といふ
容子
(
ようす
)
の
可
(
い
)
いのと、皆縁側に出でて
草あやめ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“女形”の解説
女形・女方(おやま・おんながた)とは歌舞伎において女性を演じる役者・職掌または其の演技様式。
(出典:Wikipedia)
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“女形”で始まる語句
女形俳優
女形部屋