女子ヲミナゴ)” の例文
其東に平たくて低い背を見せるのは、聞えた香具カグ山なのだらう。旅の女子ヲミナゴの目は、山々の姿を、一つ/\に辿つてゐる。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
其東に平たくて低い背を見せるのは、聞えた香具山カグヤマなのだらう。旅の女子ヲミナゴの目は、山々の姿を、一つ/\に辿つてゐる。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
其東に平たくて低い背を見せるのは、聞えた香具山カグヤマなのだらう。旅の女子ヲミナゴの目は、山々の姿を、一つ/\に辿タドつてゐる。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ぢやが、女子ヲミナゴだけには、まづ當分、女部屋のほの暗い中で、こんな智慧づかぬ、のどかな心で居させたいものぢや。第一其が、われ/\男の爲ぢやて。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ぢやが、女子ヲミナゴだけには、まづ當分、女部屋のほの暗い中で、こんな智慧づかぬ、のどかな心で居させたいものぢや。第一其が、われ/\男の爲ぢやて。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ぢやが、女子ヲミナゴだけには、まづ当分、女部屋のほの暗い中で、こんな智慧づかぬ、のどかな心で居させたいものぢや。第一其が、われ/\男の為ぢやて。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
楚辭や、小説にうき身をやつす身や、お身は近よれぬはなう。霜月・師走の垣毀雪女カイコボチヲナゴぢやもの。——どうして其だけの女子ヲミナゴが、神隱しなどに逢はうかい。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
楚辭や、小説にうき身をやつす身や、お身は近よれぬはなう。霜月・師走の垣毀雪女カイコボチヲナゴぢやもの。——どうして、其だけの女子ヲミナゴが、神隱しなどに逢はうかい。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
楚辞ソジや、小説にうき身をやつす身や、お身は近よれぬはなう。霜月・師走の垣毀雪女カイコボチヲナゴぢやもの。——どうして、其だけの女子ヲミナゴが、神隠しなどに逢はうかい。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
これは頓作トンサク問答だから、早歌と言つたのだが、歌と言ふほどの物でもなからう。その中「近衛御門云々」は即座の応酬だらうし、「女子ヲミナゴザエ云々」は諺だつたらう。