女儀にょぎ)” の例文
女儀にょぎのことじゃで毎日出歩きもならぬ。さりとて初めてのおのぼりじゃで別に親しい友達もない。侍女こしもとどもばかりを相手にして、毎日退屈そうに送っていらるるは見るも気の毒じゃ。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)