奥畑おくばたけ)” の例文
それは今から五六年前、当時廿歳はたちであった末の妹の妙子が、同じ船場の旧家である貴金属商の奥畑おくばたけ家のせがれと恋に落ちて、家出をした事件があった。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)