太陽様てんとうさま)” の例文
旧字:太陽樣
ふっと眼がさめるとお太陽様てんとうさまの光がそれは美しく見えて、わたしはことによったら死んで極楽へ来ているんじゃないかと思ってよ。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
実はというと、こッちの襤褸ぼろも出るわけだが、どうせおれ達の根性は太陽様てんとうさまも御照覧だから、なにもかも言ってしまう。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
浜も日本も見えやしねえで、お星様が映りそうで、お太陽様てんとうさま真蒼まっさおだ。あねさん、なぎい日でそうなんだぜ。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)