太宰大弐だざいのだいに)” の例文
しかるにその後、『異制庭訓往来』和漢の名馬をつらねた中に、本朝厩戸王子うまやどのおうじ甲斐黒駒、太宰大弐だざいのだいに弘継ひろつぐ土竜とあるを見出した。
太宰少弐小野老朝臣だざいのしょうにおぬのおゆのあそみの歌である。おゆは天平十年(続紀には九年)に太宰大弐だざいのだいにとしてそっしたが、作歌当時は大伴旅人が太宰帥だざいのそちであった頃その部下にいたのであろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)