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天末
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てんまつ
ふりがな文庫
“
天末
(
てんまつ
)” の例文
その
天末
(
てんまつ
)
に糸を引くがごとき連峰の夢よりも淡きを見て自分は一種の
哀情
(
メランコリー
)
を催し、これら相重なる山々の谷間に住む
生民
(
せいみん
)
を
懐
(
おも
)
わざるを得なかった。
小春
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
いまはすっかり青ぞらに
変
(
かわ
)
ったその
天頂
(
てんちょう
)
から四方の青白い
天末
(
てんまつ
)
までいちめんはられたインドラのスペクトル
製
(
せい
)
の網、その
繊維
(
せんい
)
は
蜘蛛
(
くも
)
のより細く、その
組織
(
そしき
)
は
菌糸
(
きんし
)
より
緻密
(
ちみつ
)
に
インドラの網
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
蒼冷 俺等の心は、一諸に出会はう 俺は畑を耕し終へたとき、疲れた眼を挙げて、遠い南の
土耳古玉
(
トウクォイス
)
の
天末
(
てんまつ
)
を望まう。その時は、君の心はあの蒼びかりの空間を、まっしぐらに飛んで来て呉れ。
〔蒼冷と純黒〕
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“天末”で始まる語句
天末線