天主でうす)” の例文
がかうなつて見れや此れや此国に切支丹が容れられなかつたと云ふなあ、それが結局天主でうすの御所存ぢやつたのかも知れんてな。
ないないかような大難にうて、天主でうす様の御救おたすけにあずかり、天国はらいそうへ生れて、安楽な活計たつきに、ひもじい目にもわず、瓔珞ようらくをさげていたいと願うていたところじゃ、早う打ち殺して
切支丹転び (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
が、こうなってみりゃこの国に切支丹がいれられなかったというなあ、それが結局天主でうすのご所存じゃったのかもしれんてな。
「早う天主でうす様の御傍おそばへやってくだされ」
切支丹転び (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
天国はらいそう、天国、天主でうす、天主」
切支丹転び (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)