“大胴”の読み方と例文
読み方割合
おおどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは近在の若い者たちがはやしの稽古をしているものらしい。大胴おおどうを入れる音と、笛を合せるのと、シャギリの音までも手に取るように響いて来たものであります。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「しっかりやってくんな……冗談じょうだんじゃねえよ、大胴おおどうがいけねえ、大胴、もう少し腹を据えてやりねえ。笛、笛、もう少し高く……ひょっとこ、ひょっとこ、思いきって手強く……」
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)