大秀おおひで)” の例文
高山地方は本居宣長の高弟として聞こえた田中大秀おおひでのごとき早く目のさめた国学者を出したところだから、半蔵が任地におもむいたら
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼が飛騨の方でながめ暮らして来た位山くらいやまは、あの田中大秀おおひでがほめてもほめてもほめ足りないような調子で書いた物の中にも形容してあるように、大きやかではあってもはなはだしく高くなく
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
うすのようにどっしりしたところもある。この人が田中大秀おおひでだ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)