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大海人
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おおしあま
ふりがな文庫
“
大海人
(
おおしあま
)” の例文
『あれは、おれの声だ』と
大海人
(
おおしあま
)
は思ふ。——『おまけにおれは、あの花が誰かといふことも、ちやんと知つてゐるのだ。……』
鸚鵡:『白鳳』第二部
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
壬申
(
じんしん
)
ノ乱の
大海人
(
おおしあま
)
の
皇子
(
みこ
)
軍。木曾義仲の
寿永
(
じゅえい
)
の都入り。
承久
(
じょうきゅう
)
ノ
乱
(
らん
)
の北条勢と朝廷
方
(
がた
)
。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大海人
(
おおしあま
)
は今日も朝から猟だつた。午ちかく、どこではぐれたのか伴の者もつれず、一人でふらりと帰つてくると、宮前の
橿
(
かし
)
の木のしたで赤駒の歩みをとめた。
春泥:『白鳳』第一部
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
大海人
(
おおしあま
)
は目をとぢた。静かだ。しかもその静けさは、まだまだ明け方には遠いらしい、ずしりと重たい静けさである。そのなかで、大海人はふと風の音をきいた。
鸚鵡:『白鳳』第二部
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
ぎよつと目が覚めたとたんに、
大海人
(
おおしあま
)
は片肘を枕へつき立て、むつくり半身をおこした。
鸚鵡:『白鳳』第二部
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“大海人”で始まる語句
大海人皇子