大塗笠おおぬりがさ)” の例文
そこで、書きものを始末をして立ち上ると、緞子どんす馬乗袴うまのりばかまを穿き、筒袖の羅紗らしゃの羽織を引っかけ、大小を引寄せて、壁にかけてあった大塗笠おおぬりがさを取卸しました。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)