大事でいじ)” の例文
八「此の野郎呆れた野郎だ、己が身体利かねえようにして、己が荷物から脇差から大事でいじな書付まで盗みやがった、盗賊どろぼう々々、此の野郎々々」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ハア段々お寒くなりやんすからお体を大事でいじにしてくだせい、わしい立派になるまでお達者でいておくんなさいよ、左様なら
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
藤「なアにそんな事はねえ、貴方あんたは始めてのことだから親父さまがくよりけえって大事でいじにするだんべいよ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
母「困るなア、子供だア、母様塩梅あんべえわりいだから、薬大事でいじだからてえかんげえもなえで」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
母「はい有難うござえます、おめえも随分大事でいじにして、いつも丈夫で能くねえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)