多治見たじみ)” の例文
美濃といえば多治見たじみ駄知だちを中心とする焼物の仕事が盛でありますが、それは広い意味で瀬戸の一部と見てよいので、尾張おわりを語る時に譲りましょう。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
多治見たじみにいち早く私たちを出迎えてくれて、それから中津川に着くまでの汽車中を分時ふんじも宣伝の饒舌じょうぜつを絶たなかった、いささかけものへんの恵那峡人Yという、鼻の白くて高い痩せ形の熱狂者が
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
また武士側は、足助あすけ次郎重成しげなり多治見たじみ国長、土岐左近頼兼ときさこんよりかねなどの十数人。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
美濃土岐とき多治見たじみ町字片平
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)