“壑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たに66.7%
がく16.7%
ガリース16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前面の霧が幕を絞るようにすうととれて、五十歩の先に谺然としてたにが開け、対岸には四、五十丈の滝が幾段にも連って、雲の中から奔下している。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
にわかニ寒シ。白沢駅ニ抵ル。大蛇川ヲ渡ル。湍流たんりゅう奔駛ほんしスルコト長蛇ノがくヲ走ルガ如シ。直ニ渡ルベカラズ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
絶頂に達するガリースの中の若干は、今や頂上ホテルのゴミ卸樋シュートになって了い、如何に登山術を心得た人でも
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)