増長慢ぞうじょうまん)” の例文
が、この苦艱くげんを受けているのは、何もおれ一人に限った事ではない。おれ一人衆苦しゅうくの大海に、没在ぼつざいしていると考えるのは、仏弟子ぶつでしにも似合わぬ増長慢ぞうじょうまんじゃ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
まいも洛中に並びないが、腹を立てるのは一段と巧者じゃ。あの男は謀叛むほんなぞに加わったのも、嗔恚しんいかれたのに相違ない。その嗔恚のみなもとはと云えば、やはり増長慢ぞうじょうまんのなせるわざじゃ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)