塵寰ちりのよ)” の例文
ほゝは、山深きあたりの高き梢に塵寰ちりのよの汚れ知らず顔して、たゞ青雲あをぐもを見て嘯き立てる、気高さたとへんかた無し。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)