塞頭さいとう)” の例文
かつて文壇の梁山泊りょうざんぱくと称えられた硯友社けんゆうしゃ、その星座の各員が陣を構え、塞頭さいとう高らかに、我楽多文庫がらくたぶんこの旗をひるがえした、編輯所へんしゅうじょがあって、心織筆耕の花を咲かせ、あやなす霞を靉靆たなびかせた。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)