“堅城”の読み方と例文
読み方割合
けんじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楠木勢の前線のかなめ、すなわち金剛山の中腹の堅城けんじょう上赤坂かみあかさかノ城を攻めつぶし、きばの一つを抜いたのだった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぜいにはあらねど、天下無比の大観たり堅城けんじょうたり、あらゆる美と質と威とをもって築きあげたい
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こういう意力と、心理の兵のまえには、不落ふらく堅城けんじょうも、もののかずではない。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)