堀尾茂助ほりおもすけ)” の例文
ここの中二階の下の部屋には、堀尾茂助ほりおもすけ、一柳市助、木村隼人佑はやとのすけなどの近衆がつめ、身辺の世話は、小姓たちが勤めていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蜂須賀彦右衛門はちすかひこえもん堀尾茂助ほりおもすけや、福島市松、加藤虎之助などの小姓たちまでが、相次いで、そこから四方へ出て行った。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀吉ひでよしは、きゃつめかならずこうくるな——と手を読んでいたから、四ほう平地へいちや森の人家のかげに、堀尾茂助ほりおもすけ黒田官兵衛くろだかんべえ福島市松ふくしまいちまつ伊藤掃部いとうかもん加藤虎之助かとうとらのすけ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、大膳や味方の将に、意中をはなしていたが、実は、その間に、側臣の堀尾茂助ほりおもすけをあとから裏谷へ追いかけさせて、その惣領娘は、遠く戦場の外へ逃がしてやっていたのであった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
堀尾茂助ほりおもすけひとりを連れて、秀吉は戦場のような工事場のほうへ足をすすめていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「誰か。小姓組の堀尾茂助ほりおもすけに、市松を連れて来いと申せ」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小姓頭の堀尾茂助ほりおもすけが、舌うちしながら駈けて来た。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
堀尾茂助ほりおもすけの打ち揚げた狼火のろしの音がその上で響いた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)