基兼もとかね)” の例文
「ようたとえられた。まことに、法皇の御気色みけしきは、照り降り雨、われらが側近にあれば、また変る。お案じあるな」席には、近江おうみの入道蓮浄、山城守基兼もとかね平判官へいほうがん康頼、その他の人々がいた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)