執直とりなお)” の例文
敦夫は咄嗟とっさにそう思った。彼は爪先から氷のような恐怖が這登はいのぼるのを感じて、思わず猟銃を執直とりなおした。呻声は直ぐ続いて起った。
殺生谷の鬼火 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)