地鳴ぢなり)” の例文
其聲は、恰も地震の間際に聞えるゴウと云ふ地鳴ぢなりに似て、低い、つやのない聲ではあつたが、恐ろしい力が籠つて居た。女は眼を圓くして渠を仰いだが、何とも云はぬ。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)