“地種(ぢだね)” の例文
素知らぬ態(さま)をしてるのは、干からびた塩鱒(しほびき)の頭を引擦つて行く地種(ぢだね)の痩犬、百年も千年も眠つてゐた様な張合のない顔をして、日向(ひなた)で呟呻(あくび)をしてゐる真黒な猫
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)