“土豪造”の読み方と例文
読み方割合
どごうづく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祖先からの土豪造どごうづくりの家は、羽前の大川たいせん最上もがみの流れに沿い、甑嶽こしきだけふもとにあった。山形から十里余、楯岡たておかとりでから北へ一里、土称どしょう林崎という部落にあった。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて、土豪造どごうづくりの楠木家の古いたちのうちも、まったく人なきもののように、ひそまり返った。——すべての者が、遠くへ退げられ、勅使、万里小路までのこうじ藤房のいるところのしょくだけが
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)