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土寇
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どこう
ふりがな文庫
“
土寇
(
どこう
)” の例文
おそらく、大塔ノ宮はいま、その中にあって、
土寇
(
どこう
)
作戦の指揮をとってでもいるのではないか。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
玉に
従兄
(
いとこ
)
があって
粤
(
えつ
)
で
司李
(
しほうかん
)
をしていた。玉はその従兄の所へいって長い間帰らなかったところで、たまたま
土寇
(
どこう
)
が乱を起して、附近の村むらは、大半家を焼かれて野になった。
阿英
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
公領から上がる御料では、なおまた各地の乱に乗じて、武力や
土寇
(
どこう
)
のため
掠
(
かす
)
め取られる
惧
(
おそ
)
れがあり、それでは真に
宸襟
(
しんきん
)
を安んじ奉ることにならないと考えたからであった。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
後図
(
こうと
)
の何をなすにしても、ひとまず本国へ立ち帰った上で——と、急に堺を去ったものの、地方の情勢は都会以上険悪であったし、山野には早くも
土寇
(
どこう
)
の出没もあるらしい。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もし
土寇
(
どこう
)
の群れにでも襲われれば、たちどころに包囲され、全滅するほかはなかった。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
つけた
土寇
(
どこう
)
の徒が、なお
尾
(
つ
)
け狙うているとみえる。弱味を見せると、
足下
(
あしもと
)
を見て、よけいに
執念
(
しゅうね
)
く寄って来るのは彼らの持前。——三十郎も与次郎も、ここよりは、辺りの土賊どもを——
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“土寇”の意味
《名詞》
土着の民衆による暴動。また土着の匪賊。
(出典:Wiktionary)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
寇
漢検1級
部首:⼧
11画
“土寇”で始まる語句
土寇輩