土塊つちく)” の例文
そして石を、元のとおりな位置へすえ、新しい土塊つちくれが、そこらに目立たぬように、枯草や木の枝などをきちらし、こんどは、自分の身装みなりを、平常の奈良井の大蔵に変えているのだった。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)