“嗉嚢”の読み方と例文
読み方割合
そのう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このとり食物しよくもつなか不消化ふしようかなものがあれば嗉嚢そのうなかでまるめて、くちからすから、したには、かならず、さうした團子だんごのようなかたまりがつもつてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
こおろぎやおけらのような虫の食道には横道に嗉嚢そのうのようなものが付属しているが、食道直下には「咀嚼胃カウマーゲン」と名づける袋があってその内側にキチン質でできた歯のようなものが数列縦に並んでいる。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)