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喜連格子
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きつれごうし
ふりがな文庫
“
喜連格子
(
きつれごうし
)” の例文
おそるおそる
喜連格子
(
きつれごうし
)
をのぞいた途端に、吹っ飛ぶように馳けて行った男の声が、やがて後方の畑から、土着のたれかれを寄せ集めて来て
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と云いながら
喜連格子
(
きつれごうし
)
へ手をかけて左右へ明けて見ると、正面に本尊が飾ってある。
銅灯籠
(
あかゞねどうろう
)
があって、
雪洞様
(
ぼんぼりよう
)
の物に
灯火
(
あかり
)
が
点
(
つ
)
いてあるけれども、誠に暗くって分らん。
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何はともあれ、彼は金吾と共に、その
喜連格子
(
きつれごうし
)
を開けて、中に潜んだ
優形
(
やさがた
)
の男を引きずり出そうと意気ぐみました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
是から急いで真堀の定蓮寺へ参りましたが、
夜
(
よ
)
はシラ/\明けまして、定蓮寺の
彼
(
か
)
の本堂へ来まして、
喜連格子
(
きつれごうし
)
を明けて這入りまして、和尚に見咎められてはならんから
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
でも、音だけでは不安になって、念のために箱の紐を解き、逆さにポンと板敷の上へふせると、
喜連格子
(
きつれごうし
)
から流れる星明りのかげへ、裏返しの
般若
(
はんにゃ
)
の
仮面
(
めん
)
!
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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用場
(
ようば
)
へ参ろうと思って縁側をずいと行って突当ると、三尺
許
(
ばか
)
りの
喜連格子
(
きつれごうし
)
があるから、用場かと思いずーっと開けると、用場では有りませんで、
其処
(
そこ
)
は書物棚になって居ります
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
喜
常用漢字
小5
部首:⼝
12画
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
格
常用漢字
小5
部首:⽊
10画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“喜連”で始まる語句
喜連川
喜連川公方