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喀
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は
ふりがな文庫
“
喀
(
は
)” の例文
無理に無理を押し通して
立働
(
たちはた
)
らいていたばかりでなく、昨年の正月に血を
喀
(
は
)
いてたおれた時にも、死ぬが死ぬまで意識の
混濁
(
こんだく
)
を見せなかったものである。
木魂
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
なあに、武男さんはまだ帰って来ないから、相談も納得もありゃしないが、お浪さんがまた血を
喀
(
は
)
いたンだ。ところで御隠居ももうだめだ、武男が帰らんうちに断行するといっているそうだ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
もう一つの方は、極めて微妙な・徴候の容易に認め難い病気であって、軽い
咳
(
せき
)
が出、顔色が蒼ざめ、身体が疲れ、痩せ衰えて
何時
(
いつ
)
の間にか死ぬのである。血を
喀
(
は
)
くこともあれば、
喀
(
は
)
かないこともある。
南島譚:01 幸福
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
喀
漢検1級
部首:⼝
12画
“喀”を含む語句
喀血
喀痰
喀喇和林
大喀血
巴顔喀喇
喀什噶爾
喀血患者
小喀血