“唾気(つばき)” の例文
彼は、えがらつぽい唾気(つばき)を庭先へ吐き飛ばすと、再び寝床へもぐつて、両眼をパツチリと視張つた儘、障子の明るいところを眺めてゐる。
眠い一日 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
私(わたし)なんぞは話してゐても、自然と唾気(つばき)がたまつて来ますぜ。そりや清湯燕窩(せいたうえんくわ)だとか清湯鴒蛋(れいたん)だとかとは、比べものにも何(なに)にもなりませんや。
LOS CAPRICHOS (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「唾気(つばき)がたまるのでは——」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)